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トモエデンキでは、蓄音機・電蓄(電気蓄音機)などのアンティーク機器の修理・補修などを低価格で承ります。壊れたままになっていた蓄音機を修復して、懐かしいSP盤をもう一度聴いてみませんか。特にゼンマイモーターの故障が目立つようですが、以下のように修理・調整いたします。 |
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蓄音機の心臓部であるゼンマイは、長年バネによる力が掛かっております。先端や終端を固定する部分は、金属疲労を起こしやすく、写真のように、ちぎれてしまうとゼンマイが空回りして巻けなくなってしまいます。 |
金属疲労でちぎれた部分を切断し、別の場所にゼンマイを固定するためのフックを加工して設けます。写真はこうして蘇ったゼンマイを、ケースに組み込んだ状態のものです。 |
 
金属疲労はゼンマイを固定する鉄ネジにも及んでいました。ネジ山の傷は過去に分解された時のものと思われます。このようなネジも新品に交換します。また、長持ちさせるポイントは、レコードを聴き終えたらゼンマイは緩めておく事です。 |
 
ゼンマイモーターは年月と共に力が衰えてきます。回転トルクが低下している場合は、低トルクでSPレコードが再生出来るよう、針圧を少し軽くします。そこで着脱可能なスプリングをアームに取り付け引っ張り、針圧を軽減する改造も致します。 |
※現在新品のゼンマイを入手する事は困難です。特注で製作しますと高価なものとなりますので、このページで紹介しました方法をお勧めします。また、ゼンマイの巻き過ぎには充分注意して下さい。切れる場合があります。 |
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